業務内容

01/ 名古屋港「名南コンビナート」の原料基地
名古屋港「名南コンビナート」の一番海側に位置する当社は、食糧コンビナート原料基地としての役割を果たしています。コンビナート内のお客様とはコンベアで直接原料を供給できる体制を構築し、保管・供給された原料穀物はスターチや糖化製品・畜産用飼料に姿を変えて、日本の食料・飼料供給に貢献しています。
02/ 穀物を保管・供給するサイロオペレーション
貨物船から荷揚げされた穀物はコンベアを経由し、コンクリート製・鋼板製の「サイロ」と呼ばれる巨大な貯蔵庫に運び込まれます。保管された穀物をスムーズかつ安定的にお客様に届けるべく、サイロスペースを有効活用したオペレーションを目指しており、貨物の回転数は年6回を実現しています。最重要視していることは「安心と安全」。設備の健全性を維持し、毎日のKY活動を確り行い、従業員・構内協力会社と連携してヒューマンエラーの無いよう安全意識を心掛けています。 ※KY活動:危険予知(K:キケン、Y:ヨチ)活動

入庫から出庫までの流れ

入庫

入庫の方法は主に桟橋に接岸された貨物船から荷役機械設備アンローダーで穀物を荷揚げし、コンベアでサイロに搬入します。

その他、トラックによるバラ貨物が搬入できるコンテナ切込設備があります。

写真:入港・入庫
写真:入港・入庫
写真:入港・入庫

保管

サイロに搬入された穀物はお客様から出庫指示されるまでの間、穀物温度などを常に監視し、穀物温度が上昇した場合はサイロローテーションを行い、品質管理に努めています。

写真:保管
写真:保管
写真:保管

出庫

サイロで保管した穀物を砂時計のように下部コンベアへ落とし、計量器で計量、セパレーターを介して出庫します。
出庫パターンはコンベア出庫、船やトラックへの積み込みなどお客様のニーズに合わせてお届けします。

写真:出庫
写真:出庫
写真:出庫

主な取り扱い品目

とうもろこし

アメリカが世界全体の4割程度の生産量と、輸出シェア6割を占めています。このため、アメリカの生産地帯の天候により世界の在庫量・価格は左右されます。
日本は世界最大のとうもろこし輸入国で、ほとんどを輸入に依存し、飼料または澱粉や各種糖化製品・コーン油の原料として加工されています。

主産国:アメリカ、ブラジル

写真:家畜のイメージ

小麦

日本でも70万トン程(全輸入量の約1割強)が生産されていますが、日本で使用される小麦のほとんどは輸入に依存しています。
小麦は、パン、麺類、天ぷら、ビスケット、ピザになる強力粉、薄力粉などの小麦粉に加工されます。

主産国:アメリカ、カナダ、オーストラリア

写真:パンのイメージ